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- 2019.03.19 Tuesday
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JUGEMテーマ:建学の精神
◆聖句によせて 「求めなさい。そうすれば、与えられる。」 マタイ7章7節
求めるということは、惹かれるということがあるので、求めるのでしょう。
好きな人に会いたい、という場合には、好きなその人に惹かれる(魅せられる、惹きつけられる、思いを寄せる・・・) ので、その人と一緒にいることを求めるのでしょう。
一緒にいたいという願いは、そう願うこと自体が喜びですし、その願いを成就することは、好きな人から好かれる自分自身でありたいという願いをも含みますので、自分自身を、磨くようになります。これが「求める」ということなのでしょう。
強く願うということもあるでしょう。
ある学校に入りたいと、強く願うようになると、その学校に入るために惜しまず努力することは苦ではなくなります。
それは、はっきりとした目標があるからです。 目標がはっきりと定まらないと、努力は苦役になります。何のための努力かわからないからです。つまりは、その場合は求めてはいないからです。求めているのであれば、努力も勤勉も、それは愉快な楽しみとなります。
ひとつひとつの目標を通過するごとに達成感という報償、喜びが脳を満たします。
わたしたちはその喜びを再び得たいと願い、さらに次の目標達成をはかります。これが、「求める」ということなのでしょう。
万有引力とは Universal gravitation is the power of solitudes
ひき合う孤独の力である pulling each other
宇宙はひずんでいる Because the universe is distorted,
それ故みんなはもとめ合う we all seek for one another.
谷川俊太郎の詩「二十億光年の孤独」の一節です。
すべての存在者には、存在する事自体で、引き合う力が働いています。
その力とは、互いに惹きつけ合うところの「孤独」だというのです。
詩人は「孤独」だから、互いに惹きつけ合うというのです。
さらに、宇宙は時空がひずんでいる、ゆがんでいるので、すべての存在は「求め合う」と。
素晴らしい洞察ですね。宇宙のひずみ、歪みが、互いに求め合う力だというのです。
神は、そのようなもの、すなわちあらゆる存在を、たえず惹かれあい、求め合い動いてゆく存在として創造したもうたというのです。
主イエスは、「求めなさい」と命じられました。
わたしたちは時々、目標を見失って、惹かれ合うことを忘れるからでしょう。
求め合うことは、わたしたちが存在する本来的な本質に基づいているのです。
こどもたちをよく観察してみてください。
たえず、何かを求めています。探しています。その力を信じましょう。