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    4月聖句 安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」  マタイによる福音書14章27節  

    • 2016.04.17 Sunday
    • 22:55
     2016年主題聖句
      「キリストはわたしたちの平和であります。」
                                 エフェソの信徒への手紙2章14節

    4月主題聖句 「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」
                                  マタイによる福音書14章27節  

      こどもたちにとって、安心できる環境を整えることは、おとなであるわたしたちの大切なつとめです。いのちを大切にする人に育ってほしいと真剣に祈るのならば、わたしたちは人を傷つけない社会を整えねばなりません。

     山口大学と岡山大学の研究グループは、約1万年に及ぶ縄文時代の人骨を全国から収集し、暴力による死亡率を数量的に算出したところ、傷を受けた痕跡があるものはわずかで、暴力による死亡率は約1.8%だったそうです。

     この結果は縄文人は戦争をせずに生きていたという証拠であり、「戦争は人間の本能である」という主張に再考を迫るものでした。戦争は、本能に由来するものではないというのです。しかし、やがて時代がくだり、冨の支配・独占がはじまると、環境は激変して、争いが始まります。

     元来、人には、争いを好む本能がある訳ではないが、環境の変化によって、争いが生じてしまう。そうだとしたら、環境の変化に適応して、争いをせずに互いを尊重しながら、共に生きる道を探るべきだし、探るほかはないでしょう。現代は、難民が世界的に溢れ、グローバリゼーションによって、格差が世界大に拡散している時代です。一握りの人に冨が集中して、多くの貧困層が多数者となってきています。

     為政者は、再び戦争の準備を始めました。これからの時代に、平和を実現する人を育てること。
     これがホザナ幼稚園の教育目標です。

     幼児期は、最終的に平和な関係性を実現するための訓練をする大切な時代です。大きな安心の見守りのなかでこそ、こどもたちは、お互いに生起するさまざまな葛藤や緊張を経験してゆくことで、平和を実現するセンスやスキルを身につけることができるようになります。

     この大きな安心の見守りこそ、キリスト教的な愛の精神です。

     教師・保護者が大いなる超越者(神さま)に信頼して、祈りをつくし、精神をつくし、力をつくして、平和を実現する人へ成長できるように、協力しあいましょう。
     
    JUGEMテーマ:建学の精神

    3月聖句によせて 「義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。」 ヤコブの手紙3章18節 

    • 2016.04.17 Sunday
    • 22:49
     火星に取り残されてしまった宇宙飛行士マーク・ワトニーが、限界状況のなかで、生き残るために、ただちにその知力、気力を尽くして、ただひとり行動をはじめ、無事地球に帰還するまでを描いた映画『オデッセイ』を観ました。

     最初のシーンで、The Martian(火星の人)という文字が浮き上がってきたので、「オデッセイ」は日本公開向けの題名だとわかりました。おそらく、『2001年宇宙の旅』(原題A Space Odyssey)の影響じゃないかと思います。

     the Odysseyというのは、ホメロスの叙事詩のことです。おそらく、極限の孤独の中でも堅忍不抜の気力と科学的知性をもって艱難を切り抜けて行く主人公を、古代の英雄になぞらえたのでしょう。

      この映画の素晴らしさは、ワトニー飛行士のその最後まで、希望を失わずに、生き抜こうとする逞しさもさることながら、彼を救出しようとする、仲間のクルーたちの友情、さらには、国境を越えて、NASAに協力を申し出た中国の科学者たちの博愛の精神には、心打たれるものがありました。

     アメリカ映画が、中国をこのような友情篤き隣人として描けることに目頭が熱くなる思いがしました。 ただひとり、宇宙のかなたに、置き去りにされた男の無事を、全世界の人々が、文字通り祈りを合わせるのです。「70億人が彼の還りを待っている」というキャッチコピーがまさにぴったりです。

      この、人の善意を底なしに信じようとする100%性善説の映画に、深い感動を覚えながらも、けれども、同時に一抹の哀しい事実を想起しないではいられない現実世界に生きているのが、わたしたちです。

      イラク・アフガン戦争で、生還した兵士のうち、精神的な傷害を負ったアメリカ人兵士は約50万人。毎年250名以上が自殺していると言われます。(『帰還兵はなぜ自殺するのか』)

     ひとりのために、全世界が祈りを一つにできるのに、アメリカの若者たちの命が、戦争の傷手のために、毎日のように失われている状況があることに矛盾を感じます。世界は、平和をこころから願い、祈っているのに、どうして人は戦争を続けているのでしょうか。

     80年前も、わが国の多くの人は、平和だと思い込んでいました、しかし、実際は、中国で日本は、宣戦布告なき戦争をはじめていました。今のわたしたちも、今の日本は平和だと思っています。しかし、わたしたちがそう思っている間に、戦争の準備がなされています。こどもたちが戦場に送られる前に、平和のうちに義の実を蒔こうではありませんか。
     
    JUGEMテーマ:建学の精神

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