「わたしの舌がまだ一言も語らぬさきに、主よ、あなたはすべてを知っておられる。」 詩編139編4節
昔から、「お天道様(おてんとうさま)が見ているよ。だから悪いことはしてはいけないのよ。」と、特に信心を自覚的にしているいないにかかわらず、親はこどもに言い聞かせてきました。
よいこと、わるいことの区別・判断がつくということは、社会人として身に付けておかねばならないことです。ところが、現代日本は、モラルの混乱があるように思われてなりません。
こどもの安全を第一に考えるべき教育者として原発建設を問うた山口県上関町立祝島小の前校長、山本英二さん(53)は、悩んだ末に辞職せざるを得ませんでした。(子どもの安全、原発問い 校長 辞職で検索するとヒットします。)
大人の責任として、こどもたちが安心して安全に生きて行ける社会を築きたいし、子どもたちには責任を担う大人になってほしい。こどもたちに、社会規範をしっかり身に付けさせてやりたい。これはわたしたち共通の願いではないでしょうか。
全宇宙の創造者なるまことの神を信じること。
全知全能なる唯一なる絶対者を信じること。
わたしたち自身より、わたしたちを知り尽くし、わたしたち自身が知り得ない、隠れたる事柄を知り尽くしておられる神を信じること。
さらに言えば、そのようなまことの神さまは、わたしたちには永遠に知り尽くすことは不可能な方であり、わたしたちにはどこまでも、「知られざる神」であられます。
わたしたちは、そのお方を「既に知っている」とは言えませんが、
そのお方は、わたしたちの現実のただ中において、常に、その存在のしるしを、わたしたちにお示しになられます。
わたしたちの舌が、まだ一言も語らぬ先に、神さまは、すべてを知っておられます。
わたしたち自身が知り得ぬ事柄を、すべて知っておられます。
そのお方の見守りのなかで、わたしたちは、何をなすべきか、なさざるべきか、そのお方の示すみ声に従う生き方を、こどもたちに生きていってほしい。