2014年主題聖句 「わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」創世記28章15節後半
神さまは、わたしたちが願うことを約束してくださったのでしょうか。
そうであるなら、その神さまはわたしたちの願望がつくりだした「偶像」ではないでしょうか。
わたしたちの願望の象徴を外在化させただけの「偶像」は、真実な神さまといえるでしょうか。そうではないでしょう。
わたしたちの「願望」は自分勝手な「エゴ」だったり、せいぜいお仕着せがましい「理想」だったりするので、そんな「神さま」は互いに利害が対立しあって戦争になったりするでしょう。そういう「偶像」は利害対立という人間社会と陰画のように反転している人間の姿ということになるでしょう。
神さまは、わたしたちが願うことを約束してくださったという筋道ではないでしょう。
人間を創造したもう神、人間を超越したもう神は、神御自身が創造したもうた人間、宇宙を愛してくださっています。聖書は、神がわたしたちを愛してくださっている事実を伝えているのです。
神さまの約束とは何か、それは神を信ずるすべての人に永遠の命を与え、神の子としてくださるという約束です。
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」 ヨハネ3章16節
わたしはあなたと共にいる。わたしは決してあなたを見捨てない。
聖書に鳴り響く神さまのこの言葉を、聞く人は何にも代えがたい貴いものを得るのです。それは自分自身の命です。
こどもたちに、どのような困窮のなかにあっても、決してこの「希望」を確信し、絶望の状況下にあっても決して希望を捨てない堅忍不抜の精神をもってほしい。
信仰・希望・愛に充満した人格者となってほしい。この祈りをもって一年を開始いたします。